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アジア枠が減るはずない!!ビジネス至上主義のサッカーワールドカップ

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予備校英語講師歴20年重田真人です。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
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資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
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FIFAの本音は中国を永久シードにしたい?

2018年のロシア・ワールドカップはイラン、サウジアラビア、韓国も勝ち星をあげ、アジア的にはまあまあだったとはいえ、予選を突破したのは結局日本のみ。

特に前回2014年のブラジルワールドカップはは日本、韓国、イラン、オーストラリア合わせて合計0勝3分9敗!という惨憺たる結果でした。

サッカーではアジアが弱いことは誰の目にも明らかですね。
(自分も認めたくないけど認めざるを得ない)

 ると必ずいるんですよね。自分がサッカー好きということ知っていて「先生、このままだとアジア枠減っちゃいますね」と話しかけてくる生徒が。

 「減るわけないじゃん。増えることはあっても」と言うと「へっ?」という反応が返ってきます。

 FIFAのビジネス至上主義から考えると明らかなんですが。 

1. ワールドカップのアジア枠は減らされるどころが激増する事は決定済

 でこそ日本がワールドカップに出るのは当たり前みたいになっていますが、最初に出たのは1998年のフランスワールドカップ。

1993年にJリーグが始まってサッカー人気が盛り上がりレベルが上がったのも大きな原因でしょう。

しかし本当の原因はワールドカップの出場国が増え、アジア枠が増えたことが1番大きな原因かも。

それまでワールドカップの出場国は24カ国。アジア枠はわずかに2という狭き門でした。

1998年は出場国は32カ国に増え、アジア枠は4(4.5)に。一気に倍になったのですね。

以来、日本代表も2つのグループに別れて上位2チームまでワールドカップに出れるという状況では本戦はともかく、アジア予選ではさほど苦労している印象はありません。

ところでなぜ出場国が32カ国に増えたのでしょうか?

それはFIFA(国際サッカー連盟)が金儲け至上主義の姿勢を鮮明にしてきたことと大きな関係があります。試合数が増えればそれだけテレビの放映権料も増えます。

 それどころか2026年の北米ワールドカップ(アメリカ・カナダ・メキシコ共催)から出場国は更に48カ国に増えることが正式に決定しています。

www.soccer-king.jp

そして「弱い」アジアの枠はなんと8.5枠に!一気に倍増!それには人口や経済力が大きく関係しています。 

 

 

2. FIFAの本音は中国には絶対にワールドカップに出て欲しい?

 今回のワールドカップではアイスランド代表が大きな話題になりました。人口わずか33万人の小国が強国アルゼンチンと引き分けたのですから。

 アイスランドは残念ながら予選突破はなりませんでしたが。大会に大きなインパクトを残しました。

しかし全体のビジネスの観点でみると、日本の地方都市くらいの国が出たところでたいしたことになりません。

そう、商売至上主義のFIFAが何としても出て欲しい国はまず人口の多い国のはずです。

ecodb.net

こちらの記事で世界の人口を調べました。(単位:百万人)

1位 中国 1,390.08 アジア
2位 インド 1,316.90 アジア
3位 アメリカ 325.89 北米
4位 インドネシア 261.99 アジア
5位 ブラジル 207.68 中南米
6位 パキスタン 197.26 アジア
7位 ナイジェリア 188.69 アフリカ
8位 バングラデシュ 163.19 アジア
9位 ロシア 13.99 ヨーロッパ
10位 日本 126.75 アジア

中国が14億近くで1位。FIFAが何としても出場して欲しい国は断トツで中国でしょうね。国民の1割しかテレビを見なかったとしても日本の国民総数を上回ります。

しかし実際はかなりサッカー熱の高い国なのでもっと見るでしょう。

中国人の知り合いに尋ねても男子はサッカー好きがかなり多いです。一方で国技のような卓球の話をしても「見たことない」みたいな反応が多い。

中国の国内リーグも爆買いでよく話題になりますね。今回の代表選手の中にも中国でプレーしている有名選手もちらほら見かけます。

そして中国が出ていないのに、試合会場の広告は中国企業が目立ちますね。漢字をみかけたら日本企業のことはないというのが少し寂しく感じるくらい。

つまり人口が多く、経済力があり、しかもサッカー熱が高い中国はなんとしてもFIFAがワールドカップに出場してほしい国であることは間違いありません。
(本音は永久シードにしたいくらい)

しかし、スポーツ大国でもある中国、サッカーが好きなのにあまり強くなくワールドカップに出たのは2002年に一度きり。

2026年のアジア枠が増えたのは「8.5なら流石に中国も出れるだろう」とFIFAは読んだからではないでしょうか?
(穿った見方かもしれませんが、大筋ハズレてないかと)

3. その他にFIFAがワールドカップに出場して欲しい国

中国に迫る人口がいるインドにもぜひ出て欲しいでしょうね。直に中国を抜いて世界一の人口になるという噂もあります。

しかし、インドのサッカーは本当に聞かないですね。日本代表と試合をした記憶もないし、かなり弱いのでは?

 後は人口が日本の倍以上(2億6,000万)いて、平均年齢も若いインドネシアでしょうか?

現実的はアジア枠が8.5になってもインドやインドネシアがワールドカップに出れるとは思わないのですが、最近はJリーガーも増えてきたタイ(人口6900万)やベトナム(人口9300万)はかなり強くなってきているのでがワールドカップに出ることになれば盛り上がりそうです。

少なくともヨーロッパや南米のサッカーが強いけど人口が少ない国よりはFIFAはウェルカムなはずです。

 IOC(国際オリンピック連盟)の商業主義については入試の過去問でたまに見かけますが、FIFAのビジネス至上主義についても入試の問題で見かける事になりそうな予感がします。

 

 

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