2016年度 センター英語第5問 物語文 問題&解説
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
「大学入試英語解く得!」は最高PV数 34,212 / 日
質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
2016年の問5物語文は「家族の絆」がテーマで、定番とも言える内容です。
今回の内容
1. 2016年度 センター英語第5問 物語 問題
2. 2016年度 センター英語第5問 物語 解説
2-1 問1の解説
問1 この物語のはじめ、ジョンおじさんは ~ だった。
平易な問題。
最初の文でジョンおじさんは賞を獲得した4品のコースを作り方を私に見せてくれている。
そして「私は有名なシェフが私のために料理してくれているを素晴らしく感じた」とあるので、「有名なシェフ=ジョンおじさんが私=マイクのために特別な料理を作っていた」という内容の②が正解。
2-2 問2の解説
問2 「~なのでジョンおじさんの父は町にで働き始めた。」
働き始めた理由を問う問題。これは第二段落に書かれている。
ジョンおじさんの母は田舎で先生をしていたが、年老いた母の面倒を見るために仕事を止めた。
その結果、請求書が積み上がりはじめ、ジョンのお父さんは遠く離れた町で仕事をはじめなければならくなった。
請求書が積み上がるというのは、支払いが滞っていることを示す比喩表現なので、お金の支払いに困っていた状況が伺える。
そこから、「家族は生計のためにより多くのお金が必要だった」という内容の③が正解。
2-3 問3の解説
問3 なぜジョンの両親と先生たちは彼の将来を心配していたのか?
第三段落に書かれている。
働き始めて機嫌の悪くなった父にジョンは距離を置くようになり、友達とショッピングモールにでかけたり授業をさぼるようになり、成績も下がった。
(なので)両親と先生たちは彼の将来を心配するようになった。のとあるので、②の「彼は勉強に興味を失った」が正解。
2-4 問4の解説
問4 何が1番ジョンおじさんの生活を変えたのか?
今までの問と一転して正答の根拠を探すのが難しい問題。
(正答者も消去法で選んでいる人が多そう)
この問に直接対応しているのは実はこの文章の1番最後。
最終段落でジョンおじさんはTVに出演することよりも大事なことをマイクに語りかける。
自分も1番幸せにしてくれるのは、今の自分と君(マイク)のように好きな人の一人と一緒に立っていることだよ。それはずっと前のある夏の晴れた日に自分の父がやってくれたことによく似ている。それが私の人生に大きな違いを作った(人生を大きく変えた)。
夏の日に父がしてくれた事は第五段落後半から第六段にかけて。
父が裏庭で突然料理をはじめ、ずっと会話のなかった父とジョンの間に久しぶりに会話が生まれる。これがずっと前のある夏の晴れた日に自分の父がやってくれたこと。
そして、そのことで久しぶりに父に親近感を覚えてたということからも、ジョンにとって大きな出来事だったことが分かる。
従って正答は③の料理を通して父とつながり(connection)を持った。
2-5 問5の解説
問5 ジョンおじさんは何が最も報われること(rewarding)と 思っているか
問4と密接に関連している。②の自分と近い人と有意義な関係を築くことが正解。
relationshipはconnectionの言い換え。
(問4を正解した人は問5も正解しそう。不正解だった場合はそれも連鎖しそうなので明らかに良問ではない。ただ物語は大意をつかむと連鎖的に解けることが多いのがセンター物語の特徴)
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