2019年度 センター英語 第5問 物語文 問題＆解説
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
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質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します！
資格：英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味：海外旅行、食べ歩き
特技：将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
2019年は2018年のSFチックな物語文から普通の物語文に戻りました。
今回の内容
1. 2019年度 センター英語 第5問 物語 問題
2. 2019年度 センター英語 第5問 物語 解説
2-1 問1の解説
問1の選択肢の日本語訳
クリスティンは元々は (41) のでガーデニングをすると言っていた。
①父にとって重要だと分かっている
②彼女のガーデニング技術を向上させたい
③父にそうやるよう頼まれたので
④野菜を育てるのに興味があるので
該当箇所は第二段落。
まず第一段落の最終文「なぜ泥の中で作業することが彼(父)を興奮させるのか私には理解できなかった」とあるので、クリスティンはガーデニングに対してネガティブな感情を持っていたことがわかる。
したがって②と④は☓。
第二段落、父が大怪我をして母も出張で忙しくて庭の手入れをできない状況。
赤線部分でクリスティンは、「父を心配させたくないので頼まれずに父が回復するまで庭の手入れをすると言った」とあるので、一番近い答えは ①の父にとって重要だと分かっている から。
③は頼まれずにあるので☓。
2-2 問2の解説
問2の選択肢の日本語訳
庭の問題は以下のどれか？
①動物がしばしば庭を掘っていた。
②昆虫がレタスや人参を食べた。
③植物にあまりにも多くの水が与えられた。
④植物に不正確に印がついていた。
該当箇所は第三段落。
赤線部分の前半からレタスは虫(bugs)に食べられたことが分かる。
後半で人参もtaken small bites from it. という最後の部分から虫にかじられたことが分かる。
よって②が正解。
2-3 問3の解説
問3の選択肢の日本語訳
クリスティンは(43)ので、こっそり店で買った野菜でサラダを作った。
①父親が庭の進展を見られない
②父親がその時は病院にいた
③母親が彼女が野菜を買うのを手伝ってくれた
④母親がスプレーを作るのを手伝ってくれた
該当箇所は第四段落。
この一節より色々な事が読み取れる。父親が庭で起こっていることを見られないからという①が選択肢の中では一番近い答え。
その他にも「クリスティンが手入れをしっかりしなかったのを知られたくないから」や、「父を悲しませたくないから」なども選択肢にないが答になりそう。
2-4 問4の解説
意味類推問題ですが、-free は知識で知っていないといけないですね。
-free は「～がない」という意味。例えばtax-freeは「税金がない」→「免税の」です。
よって③の虫が見つからないが正解になります。
無農薬の唐辛子スプレーを作った本文の話は面白いですが、-freeの意味を知っていればこの部分は読む必要ありません。
2-5 問5の解説
定番のハッピーエンド、良い教訓的なオチですね。
問5の選択肢の日本語訳
クリスティンはガーデニングの経験を通じて何を学んだか (45)
①いつも雨の日(まさかの時)のために準備をする。
②虫にがっかりするな。
③きつい仕事はやりがいがある。
④1人で仕事をすることで結果が生まれる。
該当箇所は最終段落の前段落。
「私は今では何かを世話するためにたくさんの努力をすることは、結果がいくら小さくても結果をより感謝する手助けをしてくることを理解している。」
ここを言い換えた③が正解。
reward は報酬。rewardingは「報われる」「～する甲斐のある」という意味です。
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