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センター試験英語の 「満点」の取りやすさランキング 設問別

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予備校英語講師歴20年重田真人です。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
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資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
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「センター英語で満点を取るのは可能か?必要なのはどんな生徒か?」という記事を書きました。

要点をまとめるとセンター英語で満点を取るのは十分に可能だが、本当に満点が必要な生徒は少ないという話でした。

今回は設問別に満点の取りやすさを検討します。設問の番号は2018年の設問を基準にしています。

もちろんこのランキングは、客観的データではなく、個人的主観に基づくことをお断りしておきます。

1 第一位 第4問B 広告文

満点の取りやすさランクング第一位は4Bの広告文でしょう。

読む文の量が少なく、ひねった設問も少ないので確実に満点が狙える設問です。

計算問題も含まれますが、小学校の算数のレベル。

「不要な文はない」はずと考えて最後までしっかり目を通す事が大切です。「注釈」に落とし穴があることがあります。

2 第二位 第6問 論説文

最後の設問で配点が高いのでセンター試験以外なら難問がくる配置ですが、センターに限っていうとかなり解きやすいと思います。

「段落」を意識した設問が多く全体に目を通す必要がありますが、第一段落で主題をつかめればそこまで精読は必要ありません。

個人的には第6問に1つくらい落とし穴 (難問) があっても良いと思いますが、近年ではあまり落とし穴をみかけません。(センター模試ではよくみかけますが)

3 第三位 第2問 C 会話完成

第2問の中では一番難しい2Cですが、2Cは解答の根拠は明確なので英語ができる人には解きやすい問題と思います。

文法問題ができるかどうかの尺度は2Aを基準にしている人がいると思いますが、2Bの整序英作文や2Cの会話完成がどれくらい簡単に感じるかの方が正確な尺度だと思います。

4 第四位 第3問A不要文削除

教えていて、苦手な人を得意にするのが一番簡単なのが第3問Aの不要文削除。苦手なのは慣れていないだけです。

この記事に第3問Aの不要文削除のコツは書いてあります。またこの設問が始まって以来のすべての問題が本ブログにあるので全部解いて本番でも確実に満点を取って下さい

5 第五位 第4問A 図表読み取り

読む文量が多いため、嫌う人も多い4Aですが「第一段落を読んで文のテーマを把握」「図表を完成する」「図表(+本文)を読み取る」「最終段落に続く文を推定する」という4つの設問が順番は違えど固定されています。

読み飛ばしが一番しやすいのも4A。英語が得意な生徒は4Aでは失点しない印象があります。

6 第六位 第3問B 発言要約

2016年までは、かなり読み飛ばしができるので隠れ楽勝設問でしたが、2017年から最後の設問が全体に共通する意見をを問う問題になっています。

議論の場で発言者がたくさんいるのに全体に共通の意見があるというは強引な設定な気がするのですが、2017年の本試験、追試験、2018年の本試験、追試験で出題されているので定番問題になったようです。

この設問は難易度もマチマチです。全体の発言を読むというより、目を通す作業が必要になりますが英語が得意な生徒でもあせるような問題もあります。

7 第七位 第2問B 整序英作文

何位にするか一番迷ったのがこれです。最近だけならベスト3に入ってもおかしくありません。しかし2010年前後などかなり難しい問題が出題されたこともあり、2019年もそろそろ考えさせる難問が出てもおかしくないと思っています。

近年で一番正答率が低かったのは2017年本試験の3. How come ~? の問題でしょうか?

8 第八位 第5問 物語文

これも何位にするか迷いました。というのも生徒によって出来があまりに違うのが物語文。さらに同じ生徒でも年度によって大きく得点が違うのが物語文だからです。

正解の根拠が一番曖昧なのもこの設問。1つの設問が他の設問のヒントになるのも物語ならではの特徴です。

少し掴みどころのない設問ですが、センター英語の長文の中では物語文が一番満点を取りにくいのは間違いないと思います。

9 第九位 第1問 AB 発音・アクセント

発音を1問間違えて198点だった生徒を何人か見たことがあります。

自分の同業者でも発音・アクセントが苦手は先生は一定数います。日頃そこまで授業で発音・アクセントを教えることはありませんから。

10 第十位 第2問A 文法・語法

一番満点を取りやすいと思われがちな設問ですが、そうでもありません。発音・アクセントと同様にここで1問落として198点の生徒は何人か知っています。

また、逆に2Aはほぼ満点なのに全体で7割くらいしか取れない生徒もいます。難しいもんですね。

 

第八位と第九位は意外な結果でしたか?

自分の経験だとある程度英語ができる生徒は長文の方が得意な傾向があります。3~6で1つも落とさないのは珍しくありません。

昨年も190点取った生徒がいますが、第1問で-4、2Aで-6 と言っていましたよ。

 

 

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