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【2020年受験用】センターリスニングの内容と効果的リスニング勉強法

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予備校英語講師歴20年重田真人です。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
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質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
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今回はセンター英語のリスクニングの内容と英語リスニングの勉強法について説明します。

 音声が2回流れるので易しいと誤解しがちですが、2018年の平均点はなんと22.67点(50点満点)。

しっかり対策を立てておかないとひどい目にあいます。

2019年度は31.47点だが、2020年はまた難化するかもしれません。

1. センターリスニングの内容と配点

問題数は25問。配点は全て2点で合計で50点満点です。 

問題内容 設問数 配点
第1問 短い会話に合う内容(イラストを含む問題あり)を選択 6 12
第2問 短い会話の後に続く文を推測して選択 7 14
第3問A 短い会話に一致する内容を選択 3 6
第3問B イラストを見ながら長い会話に合う内容を選択 3 6
第4問A 長めの英文に合う内容を選択 (スピーカー1人) 3 6
第4問B 長めの英文に合う内容を選択 (スピーカー複数) 3 6
    25 50
全ての英文は2回流されます

イラストあり、内容一致だけでなく会話の後に続く会話の推測問題あり、1人が長文を読む文あり、3人の長い会話が続く文ありと、とにかくバラエティに富んでいて総合的なリスニング力が問われる構成になっています。

ただ、例年、出題傾向はあまり変わりません。2019年度も大幅な変更がないことが予測されます

2. センターリスニングと開始時刻

・試験時間は30分

・筆記試験の40分後に行われる(2019年は17:10~。センター試験1日目の最後)

3. センターリスニングの難易度

一般的にセンターリスニングは英検2級か準2級程度と言われています。

しかしこれをそのまま引用している人は両方の問題を実際に解いていないと思います。

センターと英検の両方の問題に熟知している自分からすると、センターリスニングの方が英検2級よりはるかに難しい (とっつきにくい)です。

英検2級のリスニングは30問出ますが、内容は2種類の問題だけです。

会話か会話でないかの違いがあるだけで、どれも短い似たような問題が続くので安心して解くことができます。

英文が1回しか流れないことを除き、英検2級の方がセンターリスニングよりも簡単です。(言い方を変えるととっつきやすい)

ただ確かに英文のスピードなどは英検2級と似通っている部分もあります。

英検2級に合格している人は、センター対策をしないと痛い目に合いそうですが、対策さえしていれば高得点を狙えるでしょう。

 

 

4. センターリスニングの設問を解く上での対策

4-1 まず問題形式に慣れる

問題形式が毎年変わらないので、設問毎にどういう問題が出るかをきちんと把握しておきましょう。

4-2 問題を先読みする

問題やイラストは英文が流れる前に先読みしておきましょう。(設問によってはわざわざ先読みする時間まで指定されます)

ただ問題の先読みはTOIECなど先読みをしておかないと致命傷になる(問題が解けない)ことがありますが、センター英語の英文は2回流れるので、前の設問に手こずり設問を先読みする時間がなくても慌てる必要はありません

5. リスニング力を上げる勉強法-正答率が50%未満の人

5-1 リスニングに慣れるのに必要な時間

平均点からするとこのレンジの人の方が多いはずですが、焦ることはありません。6ヶ月あればなんとか普通に英語を聞けるようになります

そんなに時間がないなら3ヶ月、いや1ヶ月でも毎日聞けば効果があります

良くないのは一日おきにやるとか、週に数回聞くといったやり方。せっかく耳が慣れてきているのにもったいない。最低10分でも良いので毎日聞くようにしましょう。

5-2 リスニングが苦手な理由を自己分析しよう

まずは今の自分の実力を知るためにセンター英語の同じ年の過去問を10回くらい聞きしょう。特別な事はしなくていいです。同じ英文をひたすら聞いて下さい。なぜ英語が聞き取れないかを自分で考えてみましょう

そして英文のスクリプトを見て内容を確認しましょう。読むだけで英語の内容が分かりましたか?分かるようだったら聞き取れないのはリスニングに慣れていないことが原因であることが分かります。

 自分も最初はそうでしたので分かるのですが、リスニングに慣れていないとこんな症状が出やすいです。

【リスニングに慣れていないと出やすい症状】

・話す速度が速くて頭が追いつかない

・英語を聞き慣れていないので集中力が保たない

・知っている単語でも自分が思っていた発音と違うため聞き取れない

速度や集中力の問題はリスニング量をある程度こなせば誰でもに克服できます
(逆に量をこなさないとまるで克服できません)

5-3 実はリスニングが苦手な原因は単語力にある?

 単語力とリスニングは意外と結びつける人が少ないですが、リスニングができない原因は単語力がかなり大きいです。

知らない単語は音が聞き取れても意味が分からないですよね。

しげT

リスニングの過去問を解く際、 知らない単語は必ず覚えるようにしましょう。

日頃から単語帳をやる時はCDも購入して耳も同時に鍛えることも重要です。

システム英単語を使いCDも購入することを本ブログでは推薦しています。

5-4 たくさんの教材をやるより、よく知っている英文を何度も何度も聞こう!

さて10回ただひたすら英文を聞いて、スクリプトを見たら、スクリプトだけで完全に内容を理解出来るようにして下さい。(単語、熟語、構文もチェック!)

そしてもう一度同じ英文をリスニングをしてみましょう。

はるかに聞けるようになっているのが実感できると思います。そしてすぐに次には進まず、完全に分かるようになってから次の問題に移りましょう。

たくさん教材をやる必要はありません。ひたすら同じ問題を繰り返して下さい。

5年分くらいのリスニングの過去問を覚えるくらい聞きこなせば間違いなく正答率が50%は超えるはずです。

6. リスニング力を上げる勉強法-正答率が50%以上の人が80%を目指すには?

5.で言ったことは半分以上得点できる人もやりましょうね。

6-1 リスニングを得意にするには音読がお勧め

そしてある程度力のある人が更にリスニング力を上げる最良の方法が音読です。

これはセンター試験に限らず、英検でもTOEICでも英語のリスニング対策には何でも使える万能な方法ですが、とにかく英文を見ながら声に出して読むようにして下さい。

最初はスクリプトを見ながらで構いませんが、慣れてきたらスクリプトを見ないで音声だけでやりましょう

試験問題のリスニングしながら少しづつ音を止めリピートして下さい。リピートする量は少なめから初めて少しづつを増やす要領でやれば誰でもできる方法です。

6-2 リスニングが本当に必要なのは大学生になってから

リスニングは地道が努力が絶対に報われる分野ですし、大学生になってからも要求される能力なので、真剣に取り組めば得しかありません。

特に最近は就職活動の際にTOEICの点数を見る会社が多いですが、TOEICは半分がリスニングなので今やっておくと大学生になった時に良いスタートを切れます。

自分はセンター英語にリスニングがない時代なので、大学生や社会人になってからリスニングをやるようになったため最初は本当に苦労しました。

リスニングは若いうちにやった方が得。子供の頃に始めた人には敵いませんが、それでも10代後半で始めるのは社会人になって始めるよりも全然アドバンテージがありますよ。

 

 

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