2018年度 センター英語第6問 論説文 問題&解説
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
「大学入試英語解く得!」は最高PV数 34,212 / 日
質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
今回の内容
1. 2018年度 センター英語第6問 論説文 問題
2. 2018年度 センター英語第6問 論説文 解説
【 第6問の解き方 】
・第一段落をしっかり読んで文の主題をつかむ
(第一段落は数多くの設問に絡む)
・第二段落以降は、段落の最初の文と最終文を読んでおおまかな内容を把握する
・同時に段落が終わる毎に設問Bを解く(確認する)
・段落ごとに本文を見る→設問を解く→段落ごとに本文を見る→設問を解くを繰り返す
第6問A問1の解説
意味類推問題-前後の文の流れを見る
17世紀に科学者は2つのレンズをあるやり方で重なり合わせると物体が大きく見えることに気づいた。→このやり方を使って最初の単純な望遠鏡を作った。→このarchaicな望遠鏡を使って、科学者は月の表面を記述することができた。
この文の流れから、このarchaic の意味はsimpleに近いはず。選択肢で一番simpleに近いのは④のprimitive「原始的な、昔の」。
ちなみにarchaicは「古い」という意味。
第6問A問2の解説
問2は顕微鏡を使うことによって人は何を学んだか?という設問。
本文の下線部部分
顕微鏡(microscope)の発明以前は、組織や細胞を見ることができなかった。
→(顕微鏡によって)これらを見た時、分けられないと思っていたものが小さい構成要素から成ることに気づいた
この記述が
②の物質は小さいものから構成される
と一致する
第6問A問3の解説
問3は「カメラによって我々は何ができるようになったか?」という設問。
本文の下線部分
全てが変わりゆく世の中で、変化が早すぎて見れないものがある。(しかし)カメラは時間の様々な点で変化をfreezeする力を与えてくれる。
変化を「凍らせる」とは変化をしっかりとした形として捉えるという意味だと考えられるので、①の瞬間を正確に捉えることが正解。
下線部以外からでも第四段落は同じ内容を繰り返している。
第6問A問4の解説
問4は「どのようにX線は使われるか」という設問。
本文の下線部
X線により、患者を調べて問題がどこかを特定することができる
この記述が①の体の中で問題のある場所を見つけると一致する
第6問A問5の解説
文の主題を問う問題。センター英語では第一段落に答がある(ことが圧倒的に多い)。
本文の下線部
科学技術が世界の理解の仕方を変えた。
見えないものが見るようになるこの変化は我々の思考法に大きな影響を与えた。
この記述が②の科学技術の発達が我々の思考法に影響を与えたと一致する。
第6問Bの解説
それぞれ段落の中でメインとなったtechnologyを当てはめると分かりやすい
①物事の内部を調査する-X-ray
②小さい物事の世界を探査する-microscope
③一連の変化の間に瞬間を見る-camera
④レンズを使って宇宙を見る-telescope
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