【2020年受験用】センター英語3問不要文 削除対策 コツをつかめば簡単!
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
「大学入試英語解く得!」は最高PV数 34,212 / 日
質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
今回は第3問Aの不要文削除です。慣れないと苦手に感じる人もいますが、コツをつかめば比較的用意な問題だと分かると思います。
(尚、2017年までは本問は第3問Bで出題されていました。)
今回の内容
1. 第3問A 不要文削除の内容と配点
問 | 問題内容 | 問題数 | 配点 | 小計 |
第3問 | A 不要文削除 | 3 | 5 | 15 |
問題は3問。配点は5点。合計で15点です。
内容は4つの比較的長い文に下線が引かれており、不要な文を1つ選択するというものです。
本問から配点は最後まで高く5点~6点の問題が続きます。
2. 第3問A 不要文削除を解答する時間
1問90秒以内、合計5分以内で解いて下さい。3Bは正しい解き方を知っていれば劇的に解答時間を減らすことができます。
3. 第3問A 不要文削除の全体像
2014年(平成25年)から登場した新形式です。4つの比較的長い文に下線が引かれており、不要な文を1つ選択するというものです。センター試験以外ではあまり見られない形式です。
経験値が少ないせいで苦手としている受験生も多いようですが、以下の対策を読めば一番得意な問題になるかもしれません。
4. 第3問A 不要文削除から「読み飛ばし」が時間短縮の鍵
センター英語で高得点をとるための戦略でも述べた通りセンター英語は時間との戦いです。
特に第3問A以降は長文問題が大半を占めるため、バカ正直に全部読んでいてはとても80分という制限時間内に問題を解き終えることはできません。
こういう場合、必ず速読と称してしようとしてひたすら全文を速く読もうとする受験生が数多くいますが、英語が苦手なのに速読に成功した生徒は見たことがありません。
考えて見て下さい。あなたは日本語を速読することができますか?
ネイティブ言語である日本語でさえ速く読むことは至難の技です。非ネイティブ言語である英語はなおのこと無理です。
速読という発想は受験英語では捨てましょう。では速読なしにどうやって速く問題を解くのか?
この答はズバリ読み飛ばしです。
読み飛ばしといっても闇雲に読まないのではなく、根拠を持って重要な部分だけに集中して読むようにすれば良いのです。
質問を変えましょう。英文の主題はどこにありますか?
基本的に英文の主題は文の最初にあります。
いきなり第一段落の第1文が主題であることもよくあります。また一般論(譲歩)→逆接→主題がくるといった典型的な文の流れもあります。
何れにせよ第一段落に主題が述べられていることが大半です。
決めつけは禁物ですが、センター英語では第一段落に主題が述べられていると考えて間違いありません。
第3問Aはそのことを確認する良い題材になります。
速読が効果的でない理由はこちらの記事に詳しく書きました。
5. 第3問A 不要文削除の解き方
まず下線部の前の部分を集中して読んで下さい。ここが命です。
もう一度言います。
下線部(1)の前。つまり下線部が引かれていない部分を熟読して下さい。ここに文の主題があります。 主題をしっかり頭に入れた上で、後は下線部の中から主題と合わない仲間外れを探します。
それでも少し迷わせる問題もありますが、大半の問題はすぐに答えが見つかるでしょう。
6. 今まで主題された不要文削除全問
今までに公開されている不要文削除の問題はすべて「センター英語解く得!」で、問題と詳しい解説を用意しているので、先ずはこちらを解いて下さい。
まずは過去問を1問1問じっくり解いてみましょう。不要文削除問題で難問は少ない事が分かりますよ!
しげT
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