旧称 センター英語解く得!

2018年度 センター英語 追試験 第5問 物語文 問題&解説

WRITER
 







この記事を書いている人 - WRITER -
予備校英語講師歴20年重田真人です。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
「大学入試英語解く得!」は最高PV数 34,212 / 日
質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
詳しいプロフィールはこちら

1. 2018年度 センター英語 追試験 第5問 物語 問題

 2. 2018年度 センター英語 追試験 第5問 物語 解説

2-1 問1の解説

問1の選択肢の日本語訳

著者は自分自身を(41)な人だと記述している。

①心が広いと信じている

②人前では不安を感じる

③動物が周囲にいるのが嫌いである

④しばしば出張で飛行機で日本に行く

該当箇所は本文の最初の部分。

より分かりやすいのは第2文。「私は人生でたくさんのものを見てきたがいつも新しいものを受け入れようとしている」

新しいものを受け入れようという部分がopen mind 「広い心、偏見のない」とぴったり合う。

2-2 問2の解説

問2の選択肢の日本語訳

その男は(42)という理由で犬に日本語の名前をつけた。

①彼は日本への最初の旅行でその種類の犬を見た

②それ(その名前)は日本の冬激しの記憶を思い出させる

③それは彼の最初の日本人教師の大好きな単語だった

④それは彼の日本人の友人が選んだ名前だ

該当箇所は第三段落。

第二段落で、男の連れていた犬は「ユキ」という名前であることが分かるが、第三段落の第1文で「日本人でないその男がなぜ犬の日本語の名前をつけたか不思議に思った」とある。

そして第三段落の中頃で彼が亡き妻と冬に北海道旅行した時、山頂が綺麗だったことがはっきりと好ましい記憶として残っているので、彼が雪を意味する「Yuki」という単語を思い出すのはたやすいことだったとある。

この部分に一致する②が正解。

 

 

2-3 問3の解説

意味類推問題。

bearは多義語。「産む」「持つ」「運ぶ」「我慢する」などの意味があるが、ここはよくある構文の一部での出題なので英語が得意な生徒には平易な問題だったと思われる。

The shaking of the plane was almost more than she could bear.
その飛行機の揺れは彼女はにはほぼんと我慢できないものだった。

more than S can ~「~できる以上の」→ 「~できない」
more than S can stand 「我慢できる以上の」→「我慢できない」

bear の代わりに同意のstandもよく見かける。

bearに「我慢する」の意味があるのを知らなかったにしても、主語がThe shaking of the planeであることを考えれば消去法で①②④は違うと推測できる。

2-4 問4の解説 

問4の選択肢の日本語訳

その男がユキをその若い少女の膝の上にのせた時、その女子はどうなったか (44)

①彼女は手品をした。

②彼女は落ち着いた。

③彼女は泣き始めた。

④彼女はおしゃべりをやめた。

settle down 「落ち着く、定住する」は重要熟語。

該当箇所は第四段落。

揺れに怯える少女に対して、その男はYukiを勧める。

男はYukiを少女の膝の上に置いた。その効果は魔法のようだった。その少女は犬と一緒に座ると、彼女の恐怖は消えた。

ここから②が正解。vanish は disappear と同義。

2-5 問5の解説  

問5の選択肢の日本語訳

この話は人間と動物の関係に関して何を示唆しているか (45)

①人間と動物はポジティブな関係を築くことができる。

②傷ついた動物を助けることはあなたに満足感を与えてくれる。

③ペットの氏は衝撃な経験になりうる。

④動物の存在は面倒なことを起こしうる。

日本語を書き出しただけでも①以外に正解はあるの?という感じの設問。

①が正解である根拠をあえてあげると、この文の最終部分でのESA(エモーショナル・サポート・アニマル)に対する積極的な肯定。

She (=Yuki) had made the young girl’s trip less difficult, and my own trip more interesting.

ユキのおかげで若い女の子は旅は楽になり、自分の旅行はもっと面白いものになった。

②③は記述なし。④は大不正解。

 

今回の文はかなり底が浅い気がしましたが「綺麗事」が答になることが決まっているセンター英語「物語文」の限界かもしれません

しげT

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
予備校英語講師歴20年重田真人です。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
「大学入試英語解く得!」は最高PV数 34,212 / 日
質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
詳しいプロフィールはこちら







- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 大学入試英語解く得! , 2024 All Rights Reserved.