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【2020年受験用】センター英語の全体像 (難易度・配点・平均点)

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予備校英語講師歴20年重田真人です。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
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質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
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今回は「センター英語の全体像」についてお話します。

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」は孫子の兵法の有名な言葉です。

まずセンター試験英語という敵の正体を把握しておきましょう。

1. センター英語の難易度は?

誰もがセンター英語はそこまで難しいとは思っていません。これは学力に関係なく生徒たち (時には保護者) 全般から受ける印象です。

確かに例えば早慶上智などの難関大の試験問題と比べるとかなり易しいと思います。

しかしセンター英語で高得点を取るのは簡単ではありません。

その一番の理由が膨大な問題量です。

80分の試験時間で問題数は約50問。

発音・アクセントや文法・語法といった短時間で解ける問題もありますが、第3問以降は最後の第6問までは読解力を試す問題が中心であることを考えると、80分は十分な試験時間であるとは言えません。

ですので、じっくりと対策を練る必要があります。センター英語は舐めたらだめです

甘く見るのは禁物。

時間配分を含めたセンター英語で高得点を取るための戦略については以下のページを熟読しましょう。

しげT

2. センター英語の出題形式は?

全てマークシート方式です。

なので英作文も読解問題も出題されますが、実際に英語を書いたり、英文和訳をしたりという問題は出題されません。

英作文は整序英作文という文の並び替えの形で、読解は全て四択で出題されます。

しかし、リスニング試験も別途あるため、センター英語は英語に必要とされる4技能、つまりリーティング、ライティング、リスニング、スピーキングの中でスピーキングを除く3技能が試される試験です。

 

 

3. センター英語の設問毎の配点は?

以下が2019年1月(平成30年度)実施のセンター英語の問題の配点です。

[ 2019年センター英語の問題と配点 ]

問題内容 問題数 配点 小計
第1問 A 発音 3 2 6
  B アクセント 4 2 8
第2問 A 文法・語法 10 2 20
  B 整序英作文 3 4 12
  C 会話完成 3 5 15
第1-2問   23問   61点
 第3問 A 不要文削除 3 5 15
  B 発言要約 3 6 18
第4問 A 図表読み取り 4 5 20
  B 広告文 4 5 20
第5問 物語 5 6 30
第6問 論説文 6 6 36
第3-6問   26問   139点
第1-6問   49問   200点

ここではセンター英語の前半と後半の問題数はさほど変わりませんが、配点で見ると圧倒的に前半よりも後半に偏っていることを念頭に入れておいて下さい。

4. センター英語の平均点は?

【 筆記試験 200点満点 】

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
118.02 122.78 124.15 119.15 118.86 116.17 112.43 123.37 123.75 123.30

 【 リスニング試験 50点満点 】

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
29.32 25.17 24.55 31.45 33.16 35.39 30.81 28.11 22.67 31.42

もちろん年度によるばらつきはありますが、センター英語の平均点は大雑把に6割くらいと思っておけば良いでしょう。

しかし2018年度のリスニングは5割を大きく割り込んでいますね。

センター試験2018年リスニングの分析に関してはこちらの記事をどうぞ。

 

5. センター英語の目標点は?

満点を取るのは可能で、実際に自分の教え子でも満点を取った生徒は何人かいます。

 

センター試験の他の科目では満点を取った話はあまり聞いたことがないので、センター英語はセンター試験の全科目の中では比較的易しいと言えるかもしれません。

満点はともかく英語が得意な生徒(偏差値70前後)は安定して9割は取っている印象です。

センター英語には一部の私大に見られるような「意地悪」な問題や根拠の曖昧な問題は見られないので、英語が得意な人は確実に高得点が取れます。

ただそういう生徒を除く一般的な受験生は、現実の目標として最低でも7割、あわよくば8~9割取りたい人が多いと思います。

というのも平均点の6割程度だと中堅国立大はもとより私大のセンター利用入試でも点数が足りないことが多いからです。

このブログではセンター英語で8割を目指す読者を想定して記事を書いています。ただそれでも基本的な内容ばかりです。

何よりも基本をしっかりと抑える事がセンター英語で勝利するのに必要だからです。

 

 

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