【2020年受験用】センター英語 6論説文 出題傾向は同じなので得点源に!
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
元東海大非常勤講師。
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質・量ともに日本一分かりやすい大学入試英語対策ページを目指します!
資格:英検一級、通訳案内士(英語)、TOEIC950点
趣味:海外旅行、食べ歩き
特技:将棋アマ六段 (全国レーティング選手権優勝 1998)
元技術翻訳者、元富士通
今回は第6問の論説文です。受験英語の長文と言えば論説文(評論文)が一番多い出題なので、誰もがなじみがあるはずです。
さらにセンター英語第6問論説文は出題形式が毎年変わりません。配点が高いので高得点を狙いたいところです。
今回の内容
1. 第6問論説文の内容と配点
問 | 問題内容 | 問題数 | 配点 | 小計 |
第6問 | 論説文 | 6 | 6 | 36 |
問題数は6問。配点は1問当たり6点で合計で36点です。単一の設問の中では一番配点が高いのが第6問です。
2. 第6問論説文を解答する時間
1問当たり3分位内。最長でも20分位内に抑えたいところです。3. 第6問論説文の全体像
文章が論説文(評論文)であることに加えて、出題形式が毎年あまり変わらないのが特徴です。
第6問は段落ごとに(1)、(2)…と段落番号が記載されていますが、この段落番号を使った設問が多いです。
第6問のA
・指定された段落の内容を問う問題
・文の主題を問う問題
第6問のB
・段落ごとの内容を一言で表す文を選択する問題
というのが定番の出題形式です
4. 第6問論説文の対策
4-1 第6問論説文の難易度と時間管理の重要性
変にひねったような設問が少ないことから、全般的に易し目と言えるでしょう。センターの3B以降でも得点の取りやすい方だと思います。
私大の過去問を解いて長文の難しさに苦戦している受験生でもセンターの第6問なら何とかなると思っている受験生が多いようです。
ただし、長文を読んで設問を答えるにはそれ相当の時間が必要ですから、第1問から順番に解いていく人はしっかり時間管理をして、第6問までに十分な時間を残しておく必要があります。
再三言っていますがセンター英語は時間との戦いです。時間の戦いを制す物はセンター英語を制すと言っても過言ではありません。
4-2 先ずは第一段落を熟読せよ!
まず何はともあれ、設問を見る前に第一段落をしっかり読んで文の主題をつかみましょう。センター試験に限れば第一段落に主題があると思って大丈夫です。
また本文の主題を問う問題の答のヒントは第一段落にあることがほとんです。
4-3 段落読み 問題を解くと同時にBもチェックしよう
第二段落以降はすべて設問に絡むので、段落読みをしていきましょう。段落の最初の文と最終文を読めばおおまかな内容が分かる文章が大半です。第6問でも読み飛ばしが有効です。
本文と設問を見る順番ですが、本文を読んでから設問を見るのをお勧めします。
段落ごとに本文を見る→設問を解く→段落ごとに本文を見る→設問を解くを繰り返しましょう。その際Bの段落ごとの内容を問う問題も並行してやりましょう。
Bの段落ごとの内容を問う問題はAの設問を解く過程で答がみえてくることが大半です。Aで設問に絡まない段落はしっかりと段落読みしましょう。
4-4 単語の意味を類推する問題が出題されたら?
単語の意味を類推する問題が出た場合は、まず単語のカタマリを意識してどういうことを指しているのか推測します。
次に前後の文をよく読んで意味を推測します。
例としては2018年追試の第6問A問1が分かりすいので参考にして下さい。
5. 第6問論説文は良文の宝庫
英語が得意で大手塾の模擬試験で安定して偏差値が60を超えるようであれば、特に第6問だけのために対策はしなくても大丈夫でしょう。
逆に英語が苦手で長文を読み慣れていなければ、素直で良質な文章が多いセンターの第6問の英文を読むのはとても良い英文読解の訓練になります。
特に1つの段落には1つの主題という英語のルールを確認する格好の教材になります。
大手予備校で中1から高3の基礎クラスから東大クラスまでほとんどのクラスを担当しました。映像授業にも多数出演経験あり。
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